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ダーツカウントアップのルール

ダーツカウントアップのルールはとても簡単です。カウントアップは、ソフトダーツのゲームで、一人から四人でプレイします。カウントアップのルールでは、ゲーム開始時の持ち点はゼロで、1ゲーム(1ラウンドと呼ぶこともある)に三本のダーツを投げ、ヒットしたエリアの数字を得点として加算していきます。8ゲームが終了した時に、最も得点数の高いプレイヤーが勝ちというシンプルなルールです。ダーツゲームにありがちな駆け引きの要素がないので、初心者でも簡単にプレイできるでしょう。初心者にとって狙いやすいのは、ダーツボード左下の19、7、16などの高得点エリアですが、20エリアのトリプルに当たれば、60点になります。リスクを承知で高得点を狙うか、安全を重視してコツコツと得点を積み重ねるか、プレイヤーの性格が出そうですね。カウントアップのルールをちょっと複雑にしたゲームに、クリケットカウントアップがあります。ダーツボード上のどこを狙ってもよかったカウントアップとは違い、七つの数字のエリアを順番に狙うというルールです。クリケットナンバーである15、16、17、18、19、20、ブル(ダーツボード中心の二重円)のうち、そのゲームで狙うように指定されたエリア以外に当たるとアウトボードになります。8ゲーム目は全てのクリケットナンバーを狙うことができるので、対戦相手との得点差によって、狙うべき目標が変わってくるでしょう。カウントアップよりも正確に狙いを定めなくてはいけない分、難しいと思います。

ダーツゲームの種類

ダーツゲームの種類をいくつか紹介したいと思います。ダーツゲームとして、最も有名なのは、501ゲームとクリケットでしょう。301、501、701、1501を総称して、01ゲームとも呼びます。スタートする時の持ち点が変わるだけで、基本ルールは一緒です。持ち点を早くゼロにした人が勝ちですが、得点が残りの持ち点を超えてしまうと、バーストになってしまいます。バーストしてしまうと、そのラウンドの数字からやり直すハメになるので、勝っていても最後まで油断できないゲームなのです。クリケットは、チェイスやミッキーマウスとも呼ばれる陣取りゲームのようなダーツゲームで、世界中で親しまれています。二人から四人で行う個人対戦の他に、二人で一チームとなって四チーム対戦することもできます。クリケットゲームは、二人対戦ならスタンダードゲームのルールになり、三人以上の対戦ならカットスロートゲームなど、適応されるルールが変わるのが特徴です。ルールの違いによって、戦略も変わってくるので、ちゃんとルールを覚えておく必要があるでしょう。他にも、人数無制限で遊ぶことのできるラウンド・ザ・クロックやアンダー・ザ・ハット、二人から八人のプレイヤーが九本のダーツで合計得点100点を目指すナインダーツセンチュリーなど、面白いゲームがたくさんあります。あまりにもプレイヤーのレベルが違う場合には、適当にハンデをつけると、ゲームが盛り上がるはずです。パズル的要素の強いダーツゲームや高い戦略性を必要とするダーツゲームもあるので、いろいろ試してみてください。

ダーツ得点の数え方

ダーツの得点の数え方は、覚えてみると、意外と簡単です。まず、ダーツボード中心の二重円の内側・ダブルブルは50点で、二重円の外側・シングルブルは25点になります。数字が割り振られた三角のエリアのうち、広い部分の二箇所をシングルエリアと呼び、どちらに当たっても割り振られた数字がそのまま得点となるのです。割り振られた数字に近い外側の溝のような箇所をダブルエリアといい、割り振られた数字を二倍した得点が加算されます。シングルエリアとシングルエリアの間の溝をトリプルエリアと呼び、割り振られた数字を三倍した数字が得点となるので、最高点は20エリアのトリプルの60点です。ダーツゲームの種類によって、若干変わることもあるので、これだけがダーツの得点の数え方の全てではありませんが、基本は割と簡単ですよね。ダーツの得点を自動計算してくれるエレクトリックダーツを使えば、自分で得点計算する必要はなくなります。でも、ダーツの得点の数え方がわからなければ、どこを狙えばいいのかわからないでしょう。ダーツ初心者は、真ん中(ダブルブル)が一番得点が高いと勘違いしてしまいますが、それ以上の得点を狙える20エリアのトリプルや19エリアのトリプルなどがあるのです。ちなみに、1ゲーム(1ラウンド)で20エリアのトリプルに三本とも入れることをトンエイティーと呼びます。1ゲーム(1ラウンド)でブルエリアに三本とも入れると、ハットトリックです。だからといって、得点が通常より増えるわけではありません。

ダーツ有名人」

ダーツ有名人のダーツ暦などを知ると、自分もダーツが上手くなれるかもとやる気が出ると思います。まずは、ダーツプレイヤーとして世界一有名なフィル・テイラーです。最強の呼び名も高く、ザ・パワーのニックネームを持っているフィル・テイラーですが、ダーツを始めたのは26歳の時で、なんと失業期間中でした。28歳でプロになってからは、10年連続でワールドチャンピオンになっています。アロハシャツがトレードマークのウェイン・マーデルや2006年PDC世界ランキング1位のコリン・ロイドなども世界的に有名なダーツプレイヤーです。日本で有名なダーツプレイヤーといえば、2008年PERFECT総合ランキング1位の星野光正(ほしのみつまさ)やレディースダーツ・プロジェクトUSAGI所属の保土田真理(ほどたまり)でしょう。元プロ野球選手という経歴を持つ宇都格(うといたる)やバーテンダーからダーツプレイヤーになったMASARUこと、木津克(きづまさる)、えぐちょの愛称で親しまれている江口祐司(えぐちゆうじ)なども人気のダーツプレイヤーです。バレルデザイナーからダーツ講義、トーナメントプロデュースまで行っているKTM.は、ダーツSNSで「初心者のためのKDP」というコミュニティを立ち上げています。機会があれば、ダーツ有名人のプレイを観戦するのも勉強になるでしょう。その他にも、ダーツ有名人のインタビュー記事、著書やDVD、ブログなどを参考にするのもいいかもしれません。

ダーツ用語

ダーツ用語を覚えておくと、ダーツがより楽しくなるかもしれません。ダーツ用語は色々とありますが、基本的なものをいくつか紹介します。アウトブルは、アウターブル、シングルブルともいい、ダーツボードの中心にある二重円(この部分はブルと呼ぶ)の外側のことです。アウトボードは、投げたダーツがダーツボードの外に刺さった、つまり、無得点を意味します。グルーピングは、投げたダーツがまとまって同じエリアに刺さることで、上級者の証です。ダーツの練習法としても有効だと思います。シャンハイは、上海ではなく、同じエリアのトリプル、ダブル、シングルに一本ずつダーツを入れることです。ルールによっては、その瞬間に勝利が確定することもあります。ウェット・フィートは、ダーツをスローイング(投げる)する時に、決められたライン(スローイングライン、オーキともいう)から足がはみ出してしまう反則です。ハウスダーツは、お店にある貸し出し用のダーツのことで、ハウストーナメントは、ダーツバーなどが開催するトーナメントをいいます。01ゲームで、残り22点のことをスワン・オン・ザ・レイクといったり、三本のスローで100点以上の得点をあげることをトンというのも、ダーツならではの表現かもしれません。ダーツ用語はまだまだたくさんあるので、わからない用語をきく度に、誰かにきいたり、調べたりして、少しずつ覚えていってください。知らなくても困らないダーツ用語もあるので、よく使うものだけ覚えればいいでしょう。

ダーツ練習法

ダーツ練習法で重要なのは、毎日、少しの時間でもいいから継続して練習することでしょう。そのためには、自宅にダーツボードが必要ですが、エレクトリックボードではなく、ブリッスルボードを購入することをオススメします。理由としては、ダーツがボードに刺さった時の音が静かで夜でも練習でき、耐久性に優れていて、安いからです。自分が投げたダーツの軌道を確認して、おかしくないかもチェックできます。ダーツの公式大会では、ブリッスルボードが使われるので、真剣にやりたいならブリッスルボードで練習するといいでしょう。ダーツの練習をする時には、一投一投集中して、自分のフォームをよく確認するといいです。目標を設定して、毎日記録しておくのも励みになると思います。この一投を外せば負けると想像しながら投げるとか、狙ったところに刺さらなかったら軽いペナルティを自分に課すなどの工夫をして、練習に集中することが大事です。ダーツを使わない練習法としては、素振りとかイメージングがあります。場所を選ばずにできる練習法なので、上達したい人は試してみてください。ダーツの投げ方に正解はないため、上手い人の投げ方の真似をすれば、上手くなれるわけではありません。自分の投げやすいフォームが決まったら、ころころと変えずに、ひたすら反復するしかないのです。上手に投げられた時のイメージをいつでも思い浮かべられるようにしておくと、ここぞというときに失敗しないかもしれません。

ダーツの投げ方

ダーツの投げ方を簡単に説明します。ダーツの投げ方は、狙いを定める、テイクバック、ダーツを前に押し出す、リリース、フォロースルーと、いくつかの段階に分けることができるのです。ダーツの投げ方としては、安定した動作で投げるために、背筋を伸ばして体の力を抜いた姿勢を最後まで崩さないように気をつけます。狙いを定めるとは、狙うダーツボードのポイントと持っているダーツ、右目(左手投げなら左目)を一直線上におくことです。1ドット単位でゆっくりと正確に狙い、他の動作中に見失わないようにしてください。テイクバックは、ダーツを引き寄せる動作のことです。まっすぐ、深く、ダーツを引きつけます。肘を固定し、ダーツが顔に当たらないように注意しましょう。ダーツを押し出す動作は、力みすぎず、自然で滑らかな動作で、まっすぐダーツを前に押し出します。早すぎても強すぎてもいけません。リリースはダーツを離す動作のことです。肘を動かさないで、指を全部同時に離すように心がけます。フォロースルーは、ダーツを投げた後の手の動きです。腕がまっすぐに伸びて、指が狙ったポイントを指しているのが理想的なフォロースルーになります。狙ったポイントにダーツが刺さらない時は、ダーツの投げ方に何か問題があるのでしょう。自分に合ったダーツの投げ方を研究することで、思い通りのポイントにダーツが刺さるようになると思います。紹介したダーツの投げ方を踏まえた上で、自分なりの投げ方を試してみてください。

ダーツボードの種類

ダーツボードの種類には、ソフトティップボードとブリッスルボードがあります。ソフトティップボードを使ったダーツは、別名、ソフトダーツやデジタルダーツ、エレクトロニックダーツなどと呼ばれることも多く、ソフトティップボードは日本では主流になっているダーツボードです。ソフトティップボードの登場により、難解な点数計算が簡単になったので、日本のダーツ人口は飛躍的に増えました。アメリカで生まれたソフトティップボードには、先端がプラスチックで作られたダーツを投げるため、子供でも安心して遊べます。ソフトティップボードにダーツが刺さると、ボードに内蔵されたセンサーが感知し、自動で点数を計算してくれるという便利な機能が、ダーツを手軽なゲームとして普及させました。イギリスで生まれたブリッスルボードは、ハードダーツとも呼ばれる歴史あるダーツボードです。世界的にはブリッスルボードの方が主流となっていて、世界大会やチャンピオンシップトーナメントなどには、ブリッスルボードが使用されています。ブリッスルボードは、サイザル麻に10トン以上もの圧力をかけて作るのです。ブリッスルボードには、金属製の矢先を使ったダーツを投げるのが基本ですが、ブリッスルボードは耐久性に優れているので、ダーツの矢先を抜くと、しっかりと復元します。また、ダーツが刺さる時も、吸い込まれるようにスッと刺さるので、夜中でも騒音を気にせずに練習できるのです。また、ブリッスルボードには、ソフトチップのダーツを投げることもできます。

ダーツの歴史

ダーツの歴史は、14世紀頃のイギリスで始まりました。ダーツは、薔薇戦争の頃、兵士がワイン樽に向けて矢を放って遊んだのが、その起源だとされています。やがて、矢を手で投げるようになり、現在の短い矢へと変化しました。的もワイン樽から木を輪切りしたものへと変わり、木の年輪や乾燥によるひび割れが、現在のダーツボードの得点システムの基となっています。現在の得点システムを作成したのは、1896年のイギリスとされていて、ダーツの歴史は意外と浅いのです。ブリッスルボードが発明されるまではダーツの的として木の輪切りを用いており、矢が刺さりやすくするために、木の輪切りを水につけて柔らかくするという工夫もしていました。でも、使い込むにつれて木が傷み、不快な臭いが発生するという問題があったのです。現在のブリッスルボードは、船舶用ロープに用いられるサイザル麻を圧縮して、輪切りにしたものになります。初めてブリッスルボードを作成したのは、イギリスのノドア社ですが、社名の由来が「No Odor(臭わない)」ということからも、ダーツをする人が木の輪切りの不快な臭いを嫌がっていたことが窺えるでしょう。現在では、ダーツは世界選手権などの公式競技が行われるスポーツとして、広く愛好されています。ボードの狙った場所にダーツを命中させる技能性だけでなく、ゲームルールによっては、高度な戦略性も要求されるので、精神的な要因に結果が大きく左右される繊細なスポーツなのです。

ダーツのマナー

ダーツのマナーは、紳士の国イギリスが発祥のスポーツだけあって、多岐にわたります。社会法人日本ダーツ協会が推奨しているダーツのマナーは、19項目もあり、エチケットの大切さを教えてくれているのです。ダーツのマナーの中には、「スコアキーパーやマーカーに対しても礼を尽くす」や「相手にプレッシャーになるような言動をしない」、「ゲーム中、不利な状況にあっても、なげやりな態度をとらない」といったスポーツマンとして当然の心得から、「自分の成績に浮かれない」、「負けは潔く認めよう」などの子供に注意するようなマナーもあります。ダーツの初心者は、「ゲーム中は、得点をコールしてからダーツを抜く」、「ダーツのポイントを後方に向けたり、アンダースロー、もしくは野球投をしてはならない」、「対戦相手がダーツを抜き終って、スローイングライン後方に戻ってくるまで、セットアップしてはいけない」 などのマナーに注意しましょう。また、ダーツのマナーには、「ボードからダーツを抜くときは、優しく回しながら抜く」、「ボードからダーツを抜くとき、ジャンプして抜いてはならない」、「ダーツを人に手渡すときは、ポイント部分を自分の側にして手渡す」などもあります。「他人のダーツを無断で借用しない」、「ダーツを投げている人の視界に入る場所にいてはいけない」、「対戦相手に断わらずに席を外してはならない」というびっくりするようなマナーまであるのです。このように詳しく細かいところまでダーツのマナーを教えることによって、円滑で安全にダーツというスポーツを行えるのだと思います。日本ダーツ協会の19項目のマナーには含まれていませんでしたが、「人に向かってダーツを投げない」、「くわえタバコでダーツをしない」のは、マナー以前の問題です。